ザンビア不法入国と東京タワー 〜自分を探しにアフリカへ Day20〜

2回の夜を越して

3日目を迎えました。

 

 

早朝4時

 

 

電車が止まり

いよいよ国境へと来ました。

 

 

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(タンザニア最後の町ムベヤ)

 

 

ネットの情報によると

部屋にイミグレーションの係の人が来て

タンザニア出国のスタンプを

押してくれるとの事だったので

部屋で待っていました。

 

 

しばらくすると電車が動き出し

また止まりました。

 

 

地図を見てみるともう既に

ザンビアの中にいます。

 

 

おかしいなぁと思いつつも

待っていると

両替のオッチャンが来ました。

 

 

タンザニアのお金から

ザンビアのお金に替えて

待ってていてもいっこうに

係の人はやって来ません。

 

 

不安になって車両にいる

駅員さんにタンザニア出国の

スタンプについて聞いてみると

 

 

「何で押されてないの?」

 

 

と言われてしまいました。

早くもらっておいで

とも言われたので

一緒の部屋にいたザンビアの方と

電車を降りて

今来た線路を逆走しました。

 

 

朝5時真っ暗の中

線路を走ってタンザニアの

電車専用イミグレーションへと向かいます。

 

 

スマホのバッテリーが4%しかないので

懐中電灯も使えず

暗闇の中をひたすら走りました。

 

 

坂を下ってトンネルをくぐって

やっとのことでイミグレーションに

到着したのですが係の人がいないとの事…

 

 

ここまで走ってきたのに涙

 

 

とりあえず今来た道を

引き返すために再び走ります。

 

 

トンネルは街灯が無いため

一緒に来たザンビアの方に

照らしてもらおうと振り返ると

後ろには誰もいませんでした。

 

 

え…1人…?

 

 

停まっている電車が

先に発車すると困るので

真っ暗のトンネルを走ります。

 

 

転んで擦り傷作ったりしながら

何とか電車に戻り

出国のスタンプをもらえなかった事を

係の人に伝えると困惑した顔をします。

 

 

こっちが困って泣きたいくらいなのに涙

 

 

すると先ほど両替をしてくれたオッチャンが

「俺についてこい!!」と

再び線路へと走って行きました。

 

 

今度は電車専用イミグレーションではなく

陸路用のイミグレーションへと向かい

やっとのことでスタンプを

押してもらえました。

 

 

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電車に戻ってきたのは朝の6時

約1時間も走り回って

クタクタになりました。

 

 

ザンビア入国のスタンプは

何事もなく無事にもらえ

また電車旅が再スタートしました。

 

 

疲労から二度寝をして

11時に起床。

 

 

この日は1日中読書をしていました。

読んだ本は『東京タワー』

泣きながら読んでいたので

きっと周りからは変な目で

見られていたと思います笑

 

 

家族の大切さを知れる

良い本なので

是非みなさんも読んでみてください!

 

 

明日はいよいよ電車旅が終わります!